ラルタンについて

2007年
広島大学との共同研究

アルタン株式会社と国立大学法人広島大学(大学院生物圏科学研究科、医歯薬保健学研究科)は、植物由来成分や食品添加物を用いた人に優しい抗ウイルス剤の開発を目的として、2006年(平成18年)より共同で研究を行っております。
 
種々の植物成分について検討した結果、柿の抽出物(柿渋、カキタンニン)に抗ウイルス効果があることを見出し、2007年(平成19年)9月25日、第28回日本食品微生物学会学術総会にて、柿渋の持つ抗ウイルス作用を初めて発表しました。


以降の研究により、現在では、柿渋が幅広い種類のウイルスに対して強力な効果を持つ、有用な物質であることが明らかになっています。この研究成果は日本ウイルス学会学術総会、日本食品微生物学会学術総会において随時発表しております。
LinkIcon2013年 2月5日広島大学プレスリリース
 
LinkIcon広島大学ホームページ島本教授インタビュー

特許取得国

中華人民共和国
日本「抗ノロウイルス剤およびこれを含有する組成物」
アメリカ合衆国
カナダ
日本「エンテロウイルス属のエンベロープウイルスに対する抗ウイルス用組成物」
ヨーロッパ(EP:ヨーロッパ特許)
ベトナム

 
【柿渋を含有する製品の抗ウイルス検証データ】
 
①リアルタイムPCR法による試験データ
(柿タンニン入りアルコール 開発番号:NA-20)
LinkIcon柿タンニン入りアルコール
 
②感染価測定方法による試験データ
(柿タンニン入りアルコール 開発番号:NA-20)
LinkIcon柿タンニン入りアルコール
 
③リアルタイムPCR法による試験データ
(柿タンニン入りハンドソープ)
LinkIcon柿タンニン入りハンドソープ
 
④リアルタイムPCR法による試験データ
(柿タンニン入りハンドローション 開発番号: KSYHL-625-3-5)
LinkIcon柿タンニン入りハンドローション
 


◆リアルタイムPCR法とは?
 

Q:リアルタイムPCR法とはどんな試験なのでしょうか?

 
A:サンプルの中にあるウイルスの遺伝子の数を計測する試験方法で、ノロウイルスの検便検査にも用いられる方法です。ノロウイルスの検便検査方法はいくつか存在しますが、リアルタイムPCR法はその中でも最も高感度で、主にノロウイルスにかかってしまった調理従事者が職場復帰できるかの確認(治りかかっている場合、便に排出されるノロウイルスの量が少なくなるため、特に高い感度が必要になります)の際に用いられます。
 

Q: リアルタイムPCR法による試験結果では、ウイルス遺伝子が1%残存していますが、感染性が残っているのではないでしょうか?

 
 A: リアルタイムPCR法による薬剤の評価は、感染価法に比べて厳しい評価になります。薬剤の効果で感染能力が失われたウイルスであっても、遺伝子さえ残っていればリアルタイムPCR法ではウイルス残存としてカウントされるからです。これまでの実験で、リアルタイムPCR法での99%遺伝子除去という結果は、感染価法でいう99.9%~99.99%不活化に相当すると考えられています。とは言っても、100%のウイルスを完全に除去することを保証する結果ではありませんので、手洗いなどのウイルス除去対策を同時に行うことが必要です。
 

Q: 薬剤の効果測定は感染価測定法によって行うのが主流だと聞きました。PCR法による効果測定は信憑性に欠けるのでは?

 
A: 柿タンニンの効果は、感染価測定法でもネコカリシ、コクサッキー、アデノ、ポリオ、ロタウイルスなどに対し確認されています。またPCR法の場合、残存しているはずの遺伝子が薬剤の影響で検出できなくなる可能性が考えられますが、広島大学の試験では対照試験の方法を工夫することで、遺伝子残存率が不当に低くなることを防いでいます。
 

Q: RT-PCR法による分析の結果、ノロウイルスを「陰性」にする製品があると聞きましたが?

 
A: 陰性という言葉は、遺伝子の数が検出限界以下であることを示していますが、遺伝子ゼロを示しているわけではありません。また、検出限界は試験条件の設定次第で変わるため、明示されていない限り陰性と陽性の境界は不明確です。
 
 リアルタイムPCR法では遺伝子の有無だけではなく、数を測定することができるため、薬剤の効果を、遺伝子の残存率として数値で表すことができます。 

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◆LINK
 
LinkIcon広島大学大学院
生物圏科学研究室

 
LinkIcon広島大学大学院
医歯薬保健学研究科
ウイルス学研究室